医療業(クリニック)から賃金・評価の相談

2025/05/07 | 賃金

現状の課題

医療クリニック（従業員数10人未満）では、毎年4月になると昇給の基準や額をどうするかに悩んでいました。
院長が従業員全体のバランスを考慮しつつ決定していたものの、具体的な基準がなく、従業員からも「昇給額がどう決まるのか分からない」という不安の声が上がっていました。
特に看護職と受付職では役割や責任が異なり、昇給額の妥当性に関する意見が割れることが課題でした。

当社からの提案内容

賃金テーブルの作成
- 職種別（看護職と受付職）に分けた賃金テーブルを作成しました。
- 職務内容や責任の重さに応じた昇給基準を設定し、昇給額の目安を明確化しました。
将来の賃金の見通しを明示
- 賃金テーブルに基づき、各従業員が将来的にどのくらいの賃金に達するかをシミュレーションしました。
昇給に関する説明の充実
- 毎年の人事評価に基づき昇給額を決定する仕組みを導入し、従業員に納得感を持たせる運用方法を提案しました。

解決後の結果

昇給基準が明確化
賃金テーブルの導入により、毎年の昇給額をどう決めるべきかという経営者の悩みが軽減しました。また、昇給に関する透明性と公平性が高まりました。
従業員の安心感の向上
将来の賃金額がある程度予測できるようになり、従業員に安心感を与えました。
職種間の公平性が向上
職種ごとの役割に応じた昇給基準を設けたことで、不満が軽減され、職場全体の満足度が向上しました。