人を動かす
2022/10/21
2022/10/21
当社では毎月、手作りのニュースレター「INFORMATION」を郵送で顧客企業にお送りしています。
出来合いのものではないので、時間も労力もかかります。毎月欠かさず約24年間続けています。
内容は人事労務情報が中心ですが、お薦めの書籍の一部を連載で掲載しています。
現在連載しているのは、事業承継と、一流と二流のビジネスマンの違いに関する書籍です。
両方とも3年になりますので、そろそろ最終ページに近づいてきました。
次に連載する本を捜して、ときおり書店巡りをしています。
ニュースレターの読者は、中小・中堅企業の経営者または人事担当役員・幹部社員です。
経営者と務めている人とでは関心のあるテーマについて違いがありますが、できるだけ皆さんに共通しそうな本はないかなと模索
しています。
しかし、コレといったものがなかなか見つからず2ヵ月も経ってしまいました。
書店巡りをしていて気づくのは、入り口の最も目につく場所には新刊本や、ノーベル賞の発表が近づくと候補者の著書、芥川賞や
直木賞の発表があると受賞者の書籍など話題性のあるものが平積みされていることです。
今は、8月に逝去した京セラの創業者稲盛和夫氏が旬なようで、どの書店でも何種類も並べています。
私が捜しているのはビジネスや自己啓発の分野です。
その中でも旬なものというよりも流行り廃れがなく、いつの時代でも通用しそうな書籍です。
そのような視点で書店内をウロウロしていると、必ず目に入ってくるのはデール・カーネギーの著書です。
誰もが一度は読んだことがあるのではないでしょうか。
私がカーネギーを初めて読んだのは大学生のときでした。
高校時代の友人に薦められた不朽の名作「人を動かす」です。
二作目はもちろん「道は開ける」です。
カーネギーを読む人はきっとこの順番ですかね。
40年ほど前もロングセラーと言われていました。
今では超々ロングセラーという表現が的確かもしれません。
その後、社会人になってから2回目を読んだ覚えがあります。
3回目は2004年です。
何故覚えているかといいますと、2005年1月から2007年6月までの2年半、「人を動かす」の各パートのエッセンスを要約して
ニュースレターに連載していたからです。
できるだけニュースレターの紙面を埋めるために(笑)、本の一部を引用して毎月連載するのを始めた時期でした。
人間関係の本質を解いた本書は、社会保険労務士の業務とも相性の良いのを感じます。
社会保険労務士業は、「ヒト」に関する業務を通じて企業の成長・繁栄を支援するのを目的としているから、経営の基盤となる
「ヒト」をよく理解するにはカーネギーは最適です。
プライベートでもカーネギーを愛用していました。
親戚が大学に入学するときは、お祝いに「人を動かす」を贈っていました。
本書を薦めてくれた友人は今、著名な会社の社長として活躍しています。
人間力もさることながら、カーネギーを読み込み、おそらく実践もしていたと思います。
そして気づいたら、今の地位に就いていたのかもしれません。
何度か読んではいても実践が伴っていない私とは、40年経ってこんなにも差が開いてしまいました(泣)。
読書の秋です。4回目を読み始めました。
60歳を過ぎてもう遅いかもしれませんが、今回は読むだけではなく、実践もしようと思っています。
社会保険労務士法人ジンザイでは、様々な労務問題についてご相談を受け付けています。
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生じることはありませんか?
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