秋の風物詩と言えば
2023/10/20
2023/10/20
急に秋めいて、朝晩と日中との寒暖差が激しい季節になりました。
この時期になると、いつもふと思い出すのが金木犀の香りです。
通勤時にも、横浜市内では、どこからともなくイイ香りが漂ってきて、
私にとっては秋の風物詩とも言えます。
不思議なもので、この香りをかぐと、わりと昔の家族との旅行や
かなり以前、ともに働いた職場の人の顔が思い浮かびます。
気になったので調べてみると、どうやら香りは記憶と密接な関りをもっているようです。
脳には<思考>を司る大脳新皮質と、<感情や本能>を司る大脳辺縁系という器官があります。
大脳辺縁系の中には、記憶を司る海馬が存在します。
五感のうち「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」の4つは、大脳新皮質を経由してから海馬に送られます。
しかし、「嗅覚」だけは大脳新皮質を経由しません。
大脳辺縁系や、自律神経系を司る視床下部に直接送られるため、
他の五感より感情や本能、記憶に働きかける力が強いと言われています。
人間の嗅覚と脳の仕組みが関係しているのか・・・だからなのね、なるほど、と納得しました。
皆さんも香り(匂い)をかいで、過去の出来事や感情が蘇ったことはありませんか?(Y)