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給与を「もらう側」と「払う側」の違い

給与を「もらう側」と「払う側」の違い

2026/04/17

長引く物価高騰に最近の原油価格の上昇も加わって、従業員の給与に対する受け止め方が年々シビアになっています。

今年で4年目になる本格的な賃上げの時期を迎え、中小企業ではどうにか原資を捻出しようと努めています。

そのような折、ある経営者と話していたら、従業員は払う側の気持ちをわかってくれないと嘆いていました。

 

当社では毎月、顧客向けに手作りの事務所だより『INFORMAITION』を発行しています。

2023年9月第297号で「もらい側と払う側の違い」を掲載しました。その記事をふと思い出しましたので、今回はそれをアレンジして再掲します。

 

経営者の方はこんなこと思い当たりませんか?

 

 

その1「経営者は社会保険料込みで見るが、従業員は手取りを見る」

給与の支給総額が30万円の場合、会社負担の社会保険料を上乗せすると総額は約35万円になります。

従業員がもらう手取りは社会保険料と税金を控除した約24万円です。10万円以上も開きがあります。

払う側は総額の35万円を、もらう側は手取りの24万円を見ているのです。この認識の違いは立場が変わらない限り、解消できそうにありません。

 

その2「誤って少なく払ったときは申出るが、多く払ったときは何も言ってこない・・」

残業時間の誤りなどが原因で給与を少なく払ったとき、それに気づいた従業員は「違いますが」と申し出てきます。

しかし、誤って多く払ったときは何も言ってこないものです(笑)。

「多いみたいですが」と言ってくるのは、数少ない正直者です。

 

その3「何も言わずに色を付けたら、有難みを感じてもらえない」

オーナー会社では社長の考えで、本来支給すべき給与に色を付けて多めに支給するときがあります。

それを口に出すと恩着せがましく思われるので敢えて何も言いませが、思いは伝わっているはずと期待します。

しかし、そんな社長の思いを受け止めてくれるのは少数です。「普段より多いかもしれない」程度です。

遠慮せずに、色を付けて支給した理由をひと言だけでも伝えておくべきですね。

 

その4「経営者は言ったことを忘れてしまうが、従業員はしっかり覚えている」

経営者は「ここで頑張ればボーナスを沢山出すよ」「次回の昇給は○万円上げるよ」と励ましを込めて安易に言ってしまい、その後忘れてしまうことがあります。

しかし、従業員はその言葉を絶対に忘れることはありません。

言ったとおりであれば信頼は高まりますが、そうでなければ低下してしまうのです。

 

 

「もらう側」は、払う立場になった経験はありませんので、「払う側」の気持ちはわからないものです。

しかし、「払う側」は以前は「もらう側」の立場にいましたので、思い出してみれば「もらう側」の気持ちはわからなくはありません。

 

従業員にとって給与は、経営者が考えているよりもはるかに神経質なんですね。

 

 

 

 

 

社会保険労務士法人ジンザイでは、神奈川県及び東京都の企業様を中心に、

労務相談、就業規則等諸規程の整備、社会保険制度の相談・申請手続き、給与計算、

人事処遇制度設計などの業務を行っています。

 

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