管理職登用で、何をすべきか
2025/07/01
株式会社 人財経営センター
2025/07/01
新年度や株主総会の時期になると、昇進・昇格人事が待っています。
長いサラリーマン人生にとって昇格人事は最大のイベントのひとつでもあります。
人によっては人生の転機にもなり得るだけに、一生を左右するといっても決して過言ではありません。
しかし、会社の将来を担う人財として期待され登用されながらも、経営者から
「うちの管理職は、自分の立場がわかっていない」という嘆きを聞くことがたびたびあります。
その原因はいくつか考えられます。
多くは3番目のケースが何かしら起因しているのではなかと考えられます。
をきちんと説明していないのを耳にします。
特に中小企業では管理職研修や面談・訓示を行わないこともありますので、当人は何をどこまですべきか見当がつきません。
今までとこれからは何がどう違うのか、と。
しかし、経営者は長く働いていればそんなことは常識で分かっているはずと思いがちです。
こんな私もサラリーマン時代に、管理職(課長)に就いていた経験があります。
とはいっても上司の次長がポスト課長を兼任していましたので、課付き課長でしたが(笑)。
促成栽培型の業界でしたので入社して11年目、33歳でした。
当時、課長昇格者を集めた集合研修が2~3日ありました。管理職としての意識改革が目的でした。
待遇では椅子は肱付きに、名刺は厚紙へと変わりました。社内の内線電話帳も変わり、新たな役職名になりました。
女子社員や昼休みに職域営業で来る生保レディーからは、「・・さん」から「・・課長」と呼ばれるようになって
照れくさいような、嬉しいような心境だったのを覚えています。
妻は現実的で給与が上がったのを喜んでました。
当時は、今日のようにワーク・ライフバランスという働き方の概念はありませんでした。
転職も後ろめたい時代でしたので、新卒で入社した会社での出世は働き甲斐につながります。
昇格人事で、管理職と役員は別格です。
日本人は奥ゆかしいので口にはしませんが、会社に認められて上の階段を登るのはいつの時代でも嬉しくない人はいません。
実力が不十分であっても、「地位が人を作る」という諺もあります。
期待を明確に伝え、それを誰の目にもわかるような形で表すことは、本人の自覚を促すうえで重要なことと思います。
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