協会けんぽの届出様式 1月から一部変更
2023/01/23
2023/01/23
協会けんぽでは、2023年1月に各種申請書(届出書)の様式を変更しました。
変更の目的は、より分かりやすく、記入しやすく、迅速に給付金をお支払いするためということです。
新しい様式は協会けんぽのホームページからダウンロードできます。
【受取代理人欄の削除】
新様式の変更点はいくつかありますが、実務への影響が大きいのは、傷病手当金や出産手当金の様式から「受取代理人」の欄が削除された点です。
旧様式では「本申請に基づく給付金に関する受領を下記の代理人に委任します。」という文言のもと、
協会けんぽから代理人に対し給付金の支払いが行われてきました。
従業員が申請すれば、いったん会社が給付金を受け取り、そこから会社が立て替えている社会保険料や住民税を引いて
残金を本人に振り込むといったケースもあったと思います。
しかしながら、被保険者に確実、迅速に給付金を支払うため、今回の変更となりました。
自社でそういった運用をしていた会社では、今後の対応を検討していく必要があります。
なお、1月以降も旧様式を使用して申請することは可能ですが、新様式での申請に比べて審査に時間がかかる場合があるため
協会けんぽでは新様式での届け出を推奨しています。