野生動物との遭遇
2024/05/27
2024/05/27
先月、高原に転居をしました。
今の住まいは標高1300メートルの高原にあります。
住所に「鹿」と入るだけあって、本当に鹿がたくさんいます。
早朝や夕方には出現率が高くなるため、運転には注意が必要です。
鹿以外にも転居してからの1か月でいろいろな生き物に出会いました。
キツネ、タヌキ、リス・・・。
珍しい鳥もいるようで、バードウォッチングをしている方もお見かけします。
写真は週末に開催された「八ヶ岳ファーマーズマーケット」での風景です。
スキー場を会場にたくさんの出店者が植木や花木、野菜苗やハーブなどを販売していました。
ご家族連れで山盛りの苗を買っている方々が多く、
これがここの生活なのだ、と実感しました。
お買い物をしている家族を待ちながら、芝生で休憩している方も多く
転居前の熱海とは全く異なる生活の様子を楽しんでおります。
とてもかわいらしい「鹿」ですが、近年かなり数が増えているそうです。
やわらかい草などを好んで食べるため、お庭を柵で囲っているお宅なども見かけます。
植えたばかりの花を食べられてしまって・・・というお話もありました。
「鹿」が増えて困っているのがカモシカです。
先日NHKの番組でみたのですが、
カモシカは本来、高い標高の場所に住みます。
標高が高いため、草は少ないのですが、広めの縄張りをもって
少ない草を少しずつ食べています。
一度にたくさん食べると来年の草が確保できないため、
1つの株を食べつくすことがないよう、節制しているのです。
ところが、そこに鹿がやってきました。
鹿は群れで行動し、カモシカが来年のためにとっておいた草も食べつくしてしまいます。
体も鹿の方が大きいため、単独のカモシカは対抗することができません。
自然の厳しい生存競争と言ってしまえばそれまでなのですが
なんだかカモシカに同情してしまいます。
このあたりにもカモシカがいるらしい、とは聞いているのですが・・・。
鹿を見るたびに「食べ過ぎないようにね」と心のうちでつぶやいております。