老後のお金
2019/10/09
2019/10/09
「老後2000万円問題」。
急に出てきた大きな金額に驚いた方も多かったのではないでしょうか。
老後に2000万円ないと、どうやら困ったことになるらしい・・・。
メディアでは連日この問題を報道し、私たちの不安をあおりました。
何かの解決策が示されたわけではないけれど、なんとなくニュースで見ることも少なくなりましたね。
この問題を自分のこととして考えるにあたり、
「2000万円」の根拠をまずは知る必要があります。
問題の資料は金融庁のHPで公開されています。
「高齢化社会における資産形成・管理」
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html
これを読むと、2000万円はあくまで平均値に過ぎないことがわかります。
自営業なのかサラリーマンなのか、おひとりさまなのかご夫婦なのか、持家なのか賃貸なのか、退職金があるのかないのか、などなど
前提条件は千差万別です。
大切なことは「年金定期便」などで自分の将来の年金額を知り、
自分の毎月の生活コストを知り、将来に向けて計画的に資産形成することです。
老後2000万円問題でたたかれた影響なのか、国もいくつか支援策を打ち出しています。
★70歳までの就業機会の確保
★働く高齢者の年金の減額を縮小(在職老齢年金制度の見直し)
★個人型確定拠出年金の加入期間を60歳から65歳に延長
★企業型確定拠出年金の掛け金拠出期間を60歳から70歳に延長
4つ目の企業型確定拠出年金については、これまで大企業でしか導入されていなかったものが
中小企業でも加入できるようになっています。
須田労務マネジメント事務所でも加入のご相談をお受けしていますが、
夏以降お問い合わせが急増しています。
御社でも導入をお考えでしたら、ぜひ一度ご相談下さい。
(N)