出世
2022/09/20
2022/09/20
先日、一目惚れして買った手ぬぐい。
出世魚と呼ばれるブリの、成長を表したもの。
ブリ養殖が盛んの紀州で生まれ育った私は、ブリが大好きで、死んだら棺桶にブリ1匹と一緒に
入れてくれと家族に頼んでいるくらい。
惚れ惚れ眺めていたら、さて困った。
この子たちの名前がわからない。
最後がブリとして、その前はハマチ?
さらにその前は…?
調べてみると、関東と関西で呼び名が異なっていました。
関東:ワカナゴ、イナダ、ワラサ、ブリ
関西:ワカナ、ツバス、ハマチ、メジロ、ブリ
北陸や九州ではさらに違う呼び名があり、100種類以上あるそうです。
さらに、ややこしいことに、中型の養殖ブリをハマチと呼び、天然と養殖を区別するケースもあるらしい。
我が家の4匹、悩んだ末、
ワカナ→ツバス→ハマチ→ブリ、と名付けました。
より親しみが湧いてきました。
出世といえば、静岡県浜松市が「出世のまち」としてアピールしています。
家康が駿府城に移るまでの17年間住んだ城で、その後城主となった譜代大名たちが出世したから、だそうです。
数年前まで住んでいたのですが、浜松城の前には「出世城」の幟が掲げられ、見るたびに出世しそうな気がして
いました。
お城自体は、遠くから観賞するもの(しょぼい)ですが…。
来年のNHK大河ドラマは、若かりし家康が主人公の「どうする家康」で、この出世城の出番が多数あることでしょう。
出世を願う方は、ぜひブリを食べ、浜松城を訪ねてみてはいかがでしょうか。(O)