入社8年目社員のひとり言(モデリング効果って?)
2022/06/29
2022/06/29
モデリング効果という言葉、聞いたことありますか?
心理学の用語だそうです。
モデリングとは、観察学習ともよばれ、
注意→保持→運動再生→動機づけ
の4つの過程からなるとされています。
実際の場面では、
・大きな声で挨拶をしている人の、大きな声の挨拶に気づく(注意)
・自分も大きな声での挨拶の仕方を覚える(保持)
・実際に大きな声で挨拶してみる(運動再生)
・大きな声で挨拶したことにより相手から褒められる(動機づけ)
という過程を経て、その人の大きな挨拶をするという行動が
維持強化されていきます。
いろいろなお客様の職場を訪問していると
会社の雰囲気がそれぞれに違うことに気付きます。
大きな声が行きかう職場もあれば、
皆さんがPCの画面に集中して物音を立てることさえはばかられる職場もあります。
業種の違いももちろんありますが、
そういえば、社長の声が大きい会社は職場も活気があるようです。
朝の挨拶で社長が自分より大きな声だったら
次の朝は自分も負けないくらいに大きな声で挨拶しようと
私だったら思います。
同様に、職場で望ましい行動を増やしていくには、
まずは、そのような模範となる行動を示すことから始めます。
次に、同じ行動をとった人を称賛したり表彰したりすることで定着していきます。
そう考えると、一般的に「社長自ら背中で語れ」という昔ながらの考えも、
心理学的な根拠があるのかもしれません。
写真は、朝のウォーキングで立ち寄った、豊臣秀吉ゆかりの「方広寺」(京都市東山区)のお庭にあるひょうたんです。
ひょうたんは秀吉の馬印です。
この方広寺、大阪冬の陣のひきがねとなった「国家安康」「君臣豊楽」が刻まれた大鐘があります。
学校で学んだ記憶はありますが、初めて実物を見ました。とても大きな鐘です。
(N)