3年目パート社員の雑話(美しき花)
2021/04/13
株式会社 人財経営センター
2021/04/13
こんにちは。3年目パート社員のHです。
春ですね。
気づいたら娘が小学生になっていました。びっくりしました。
今回はそんな娘の大好きな「すみっコぐらし」にまつわる話です。
今小学生女子に人気の「すみっコぐらし」というキャラクター。
ぬいぐるみや文具、服、書籍等様々なキャラクターグッズが発売されています。
すみっコぐらしが付いていれば、どんな本でも読もうとするかもしれない・・・!と目論んだ私はすみっコぐらしの本を買い集めました。
絵本に漢字辞典に二十四節気に禅語。
その中でも特に気に入っているのが、「すみっコぐらしの毎日がしあわせになる禅語」です。
こちらの本には、禅語がとても分かりやすい文章で紹介されています。
この本の中から、娘にぴったりの言葉があるだろうか、とふと思い、選んでみました。
そして、私が選んだのは、
一花開天下春(いっかひらきててんかのはる)です。
隣には「あなたの笑顔が、まわりを明るく照らします。」の一文が添えられています。
この言葉をインターネットで検索すると、沢山の訳がでてきますが、
私は隣の一文を含めてこの言葉が好きです。
この言葉を見て思い出すのは約7年前のこと
私は、出産直後、産後うつになった経験があります。
実家に頼れず、夫は多忙を極め、週末しか帰宅できない状態でした。
毎日自分の中に生まれる、どす黒い感情と闘いながらの育児でした。
そんな私の心を救ってくださったのは、名前も知らない近所の方達でした。
スーパーの店員さんは、会計後目にもとまらぬ速さで商品を袋詰めし、「今日も元気!いいお顔!いってらっしゃーい!」と送り出してくれました。
コンビニの店員さんは、「久しぶり~ちょっと見ないうちに大きくなってる!」といつも声をかけてくれました。
電車の乗り降りの際には、乗り降りしやすいようにスペースを空けてくださる方や、荷物を持ちましょうかと聞いてくださる方、
声をかけなくても、困っていたら手伝おうと温かく見守ってくださる方達がいました。
他にも、散歩中にすれ違う方達や病院の先生、警備員さんなど本当にたくさんの方たちに声を掛けていただきました。
その頃は、毎日10人以上の人に「ありがとうございます」とお礼を言っていた気がします。
沢山の人の笑顔に私は生かされていると実感した日々でした。
私には、産後うつを通して学んだことが3つあります。
1つ目は、名前も知らない誰かの笑顔に人は救われているということ
2つ目は、誰かにありがとうと言えるのはとても幸せなことだということ
3つ目は、一番近くで私を支えてくれていたのは紛れもなく娘だったということ
やっとのことで生まれてきたのに、毎日泣いてばかりのお母さんで大変だったでしょう。
それでもあなたは待っててくれた。
その笑顔で、沢山の人達と母を出会わせてくれました。
ありがとう。
そして関わってくださったすべての皆さんへ、ありがとう。
今日もよい一日を。
春ですね。春のあたたかな雰囲気というのは、もしかすると春を喜ぶ植物や動物の心が作り出しているのかもしれませんね。